A・WEEK閉店について尾田店長より


今、、、A・WEEK FINALのあとかたづけをしています。
なぜか、今、、、17年前にA・WEEK OPENの準備をしていた頃が、、、ふっと!、、、頭の中に浮かんで来ます。

1984年5月1日、朝!
A・WEEK OPENが2日後に迫り、急ピッチで準備を進めていると、、、こちらの様子を窺うようにしている2〜3人の中学生位の子達がいるのに気が付きました。

『あの子達は、いったい何をしているんだろう?』

そう私が呟くと、、、STAFFの一人が、、、

『店長!!あの子達は、きっとA・WEEKに並んでるんですよ!!』

『えーーっ!!もう並んでるの? ウッソー!!』

そうこうしているうちに、その中の一人が意を決したように、こちらへやって来ました。

『あのお〜、、、A・WEEKって、、、あさって開店ですよね?』

『はい!!』と私

『どこに並べばいいんですか?』と中学生?

『えーーッ!!』 『君達、もう並んでるの?』

と、目が点になった私でした。この時が、A・WEEKのお客様との初めての会話でした。今でも鮮明に覚えています。そして、時間の経過と共に、、、一人増え、、、二人増え、、、次の日は、階段の下の方まで、、、5/3開店の時間には、ビルの外まで、、、50人以上の列が出来ていました。これが、A・WEEKに並ぶ最初の行列でした。まさに、『元祖!原宿で行列の出来る店誕生!!』

次は忘れもしない、6月25日!
『ひと呼んで、音の出る漬け物石!!』10枚組LP『書簡集』の発売日! A・WEEK初の予約特典は、たしか『書簡集』の重さに耐えうる頑丈なキャンバス地を使用したトートバッグ&エプロンでした。もちろんFreeFlightのヒコーキマークと、A・WEEKのロゴ入りのダブル特典でした。それ以来、コンサートのチケット発売日!お正月の初売り!福袋、、、5/3の開店記念日!と、、、、、

あれから17年も過ぎてしまったんですね。
そして、、、
2001年2月12日、朝!
やっぱり並んでくれました。閉店時刻を1時間以上過ぎても数え切れない人達が、きちんと並んでくれました。最後の最後まで、本当によく並んでくれました。

だから17年も続けられたんだと思います。雨の日も、、、風の日も、、、雪の日も、、、A・WEEKに並んでくれる人達がいたから、、、頑張れました。私が風邪をひいても、、、体調が悪くても、、、A・WEEKに並んでくれる人達がいるから、、、頑張れました。そして、遠くて来店できなかった人達からの思いや、激励のお便りは、本当に励みになりました。

今、、、A・WEEKは、『伝説の店』になりました。

本当に、、、とっても残念ですけれど、、、A・WEEKを最初から最後まで全う出来たことを誇りに思います。そして、誰よりも強く! A・WEEK復活!を願っています。

長い間、本当にありがとうございました。

『さだまさしのよろずや1号店!』又の名を、、、『まっさんファンの駆け込み寺!!』

     2001.2.16.Fri
          元祖A・WEEK店長 尾田拝

【 『A・WEEK』の復活お願い用掲示板 】